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シンガーソングライターのNIKIIEさんがハイレゾ音源を無料配信しています。

 詳しくは公式サイトを見てみてください。配信会社によってファイル形式が異なっていますが、いずれも24bit、48kHzでの配信になっています。

 今日車の中でラジオを聴いていたところ、この情報を知りました。NIKIIEさんのことは全く知らなかったのですが、ハイレゾ音源を、しかも無料で配信している(三月いっぱい限定です)とは太っ腹ですなあ。かなり音作りにもこだわりのある方のようで、レコーディングの際も気に入らなければエンジニアに注文をつけているそうです。と、ここまで書いたところでダウンロードが終わりましたので、早速聴いてみます。

 まず比較用にダウンロードしたMP3を聴いてみます。OTOTOYからのダウンロードで、ビットレートは320bpsと、MP3としては最高クラスですね。いい声ですね。聴きほれます。力強く綺麗です。バックもピアノを中心に(この方ピアノも演奏されています)、ボーカルを支えています。Aメロなどで右で鳴らしている楽器はベースの高音でしょうか。だとしたら面白い試みですね。
 サウンドに気を取られてほとんど歌詞を聴いていませんでした。今見てみますと、春らしい背中を押してくれる歌詞ですね。元気づけられます。

 そして、いよいよハイレゾです。WAV形式で、量子化ビット数24bit、サンプリング周波数48kHzとなっています。そういえば視聴環境を言い忘れていました。オーディオインターフェースはSteinbergのUR22、ヘッドホンはオーディオテクニカのATH-M50です。思いっきりDTM用機材ですが、まあ大丈夫でしょう。

 聴いてみよう・・・いいい、、いきなり違うだと!?   本当に違います。最初のコーラスから、透明感があります。さっきはあまり聴こえてこなかったボーカルの息遣い、ピアノの細かなニュアンスも分かります。各楽器の分離も心なしかいい気がします。プラシーボ効果かもしれないと思ってもう一度MP3を聴いてみましたが、やはり出だしの空気感から違います。曲の終りにはピアノのペダルを戻したものと思われる音が入りますが、そこも余裕ある量子化ビット数のおかげでよりリアリティを感じます。やはりハイレゾ凄し。


 ちなみに私が曲作りをするときは、CUBASEのプロジェクト設定を24bit/96kHzにしています。オーディオインターフェースは192kHzまで対応していますが、処理能力と容量を考えてのこの値です。最終的にマスタリングをして16bit/44.1kHzまで落とすわけですが、高音域のやせは特に感じますね。それを補うためにEQで持ち上げるという不自然な処理が入り、音質に影響するのは明らかですよね。まあ、私がハイレゾ音源を作っても、細かく録り直しまくっているギターや、適当なオートメーションといったアラが目立つだけなので悲しいです。


 というわけでNIKIIEさん、無料で配信するなんて太っ腹すぎます。本当に感謝感激雨嵐(ジャニーズネタ)です。これを機会にNIKIIEさん自身、そしてハイレゾ音源を知ってもらおうという意図があるのでしょうが、見事にはまりました。注目していこうと思いますよ。それから、これを読んで気になった人は、3月中でないと有料になってしまいますので、
公式サイトを要チェックです。


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 それではまた。 

ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ベスト ノ レビュー 2日目

 それでは昨日の続き、残りの曲の紹介をしていきます。昨日までのものが見たい方はこちらをご覧ください。

 9:マトリョーシカ  ヘッドホンで聞くとビビるイントロ。左右に振ったギターが交互に弾いていておしゃれです。同じものが内側にたくさんあるロシアの人形マトリョーシカが題材ですね。いろいろと考えさせられる歌詞です。サウンド、歌詞ともに楽しめます。

 10:N極とN極  磁石というのは結構恋愛系の曲に使われる題材だと思いますが、これは別れの歌です。その発想はなかったなというのが正直なところ。びっくりしました。この歌ぐらい分かり合ってから別れるような相手が私に現れるでしょうか(いや現れない)。ボーカルにフィルターをかけているなど音楽的な聴きどころも多数あり。

 11:かけら~総ての想いたちへ~   王道的切ねえソングです。この手の曲は私、結構好きです。なかなか泣かせてくれるギター。センスいいです。こういう曲では定番のピアノも使われていますが、あまり主張してこないのがいいですね。言葉の選び方も美しいと思います。

 12:ホログラム   サビ前までは割と普通のロックだなあという印象ですが、サビで一気にNICOらしさが出てきますね。コードをいじる場所も絶妙です。促音の部分にうまく休符を置き、いいリズムのアクセントを形成しています。全体的にもそつなくまとまっていますね。

 13:THE BUNGY   NICOが大好きな知人がお勧めしていた曲。曲全体に日本じゃない雰囲気が漂っています。これってどういうジャンルなのか詳しくないのでわかりませんが、とにかく独特です。拍の頭にがっつりおかれたアクセント。最後まで突き進んでいきます。

 14:Broken Youth   雑誌のインタビューでは本人たちが一番気に入っている曲と言っていました。ギターリフが印象的です。前にも書いた気がしますがNICOのギターリフはかっこいいものが多いように感じます。サビでもこのリフが登場してうまくメロディーに合うんですよね。こんなかっこいいリフを作ってみたいものです。

 15:梨の花  梨の花ってどんなんだろうと思って調べてみたら白いきれいな花でした。素人目には桜、桃、梅あたりの花に似ている感じです。無伴奏での歌いだし。いいですね。アコギのストロークに乗せてゆったり進んでいきます。鼻濁音OK。「愛しても」のところのメロディー、ふつうじゃ出てこなさそう。気持ちが伝わりますね。

 16:image training -2014-  新規バージョンらしいですが私はこれが初めて聴くものになります。ベースとドラムが楽しそうな曲ですね。いろいろサウンド面での工夫があり楽しいです。サビは疾走感たっぷりで爽やかですね。

 17:パンドーラ 最終トラックになります。これも知人がおすすめしていました。かごめかごめ。サビ前までがずっと意表をつかれる感じですね。確かにかっこいいです。サビは割と普通です。いい意味でこのバンドらしいです。インタビューでも言っていましたがこの曲で終わらせるというのは今後の展望もある程度あらわしているのではないかと思います。面白い曲です。


 ・・・というわけで、全17曲の紹介が終わりました。あとDVDもついているのですが、まだ見ることが出来ていません。たぶん楽しそう。早く休日が欲しいです。
 アルバムを通して感じたのは、様々な工夫が(音楽的にもサウンド的にも)施してあって聴くたびに新たな発見ができるなあということです。テンポの速い比較的マイナー寄りの曲が得意なようですが、振れ幅も大きく、実力があるなと感じた次第です。今までスピッツ一筋、ときたま洋楽ロックを聴いてきた私ですが、新たな世界を切り開けた感があります。非常に楽しいCDでした。とりあえずyoutubeの公式チャンネルをのぞいてみるあたりから始めてはいかがでしょうか。

 それではまた。

ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ベスト ノ レビュー 1日目

 こんにちは。はっともっとです。プロの作る音楽は桁違いのクオリティを持っています。そこから学ぶことは非常に有意義なことであります。このブログでも、時々一般の楽曲について言及していこうと思います。

さて、私はスピッツのファンです(親の影響)。親が熱心なファンで、アルバムもDVDもほぼすべてそろっており、金をかけずにスピッツの世界を堪能しているわけですが、このたびNICO Touches the Wallsのベスト盤「ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ベスト」を購入しました。初回限定版です。

 私の知人の一人に邦楽ロックを熱烈に愛している人がいます。そこそこの有名どころからマニアックなバンドまで守備範囲は広い方です。その人が最も好きらしいのがNICO Touches the Wallsです。購入動機は7割方それですが、雑誌のインタビューを読んで、なぜかぐっと来たというのもあります。

 NICO Touches the Wallsについては詳しくないのですが軽く紹介しておきますと、公式サイト がこちらにある、結成2004年、メジャーデビュー2008年の4人組ロックバンドです。デビューから6年ほどでベストアルバムを出すとはすごいですね。

 前置きがかなり長くなりましたが、曲の感想を書いていきます。ネタバレ注意。そんなに音楽に詳しいわけではありませんのでいろいろ突っ込みもあるかと思いますがご容赦ください。今日は前半8曲、次回に残りの9曲を紹介しようと思います。公式チャンネルにあるものについてはリンクを貼っておきます。


 1:ローハイド   曲の始まりが印象的。疾走感あふれる曲になっていますが、特にBメロがハイセンス! youtubeでは短縮バージョンですが、ぜひフルで聴いてもらいたい。そんな曲です。

 2:ニワカ雨ニモ負ケズ  NICOのギターリフは全体的にかっこいいと思います。この曲もそうですね。気持ちよくためる感じもいいです。あと、雨音のSEが入りますが、こういう要素って曲を印象づけますよね。

 3:Mr.ECHO  「君が羊数える夜に 僕は僕の罰を数えてる」 最初聴いたときなんじゃこりゃと思いましたが、そのあとにうまくつながるんですね。 ミックスのテクニックでは、サビははじめボーカルをダブリング(2回同じ歌唱を録音)して左右に振っているのですが、そのあと中央に戻ります。こうした細かい工夫も丁寧ですね。

 4:夏の大三角形  雑誌のインタビューではこのあたりの曲はだいぶ売れることを意識していたようです。イントロからいわゆるカノン進行ですが、メロディーがいいです。バックの楽器も空間系のエフェクトを駆使してすごくきれいになっています。サビは4-5-6-1を基本形としているようです。「三秒間」と「三角形」がかかっていますね。サビのラストはこれ恐らくサブドミナント・マイナー。使い方がうまい。この曲、売れ線を狙っただけにとどまらない工夫が感じられて好きです。

 5:手をたたけ  こちらもインタビュー曰く売れようと思ってたらしいです。イントロは4-5-3-6。イントロ15秒以内の法則もきっちり守ってますね。つかみは大切です。サビはカノンを基調としていますが、途中からノンダイアトニックコードが出てきまして、ありきたりな印象を回避してますね。この曲も随所の一工夫が光っています。

 6:バイシクル  イントロかっこいいです。Bメロでギターがちゃかちゃかと演奏していますが(これは確かブラッシングという奏法だったと思いますがギターは詳しくないので自信ないです)、なんとなく自転車を彷彿とさせますね。サビも普通にかっこいいです。

 7:Diver  はっともっとイチオシです。胸の奥が締め付けられるような、それでいて心地良いような切なさ。全体的に薄暗い深海を思わせるサウンド。音楽の力を再認識しました。久々にぐっときました。「もう一度だけ息をしてみて ただの幸せに気づいたらもう二度と溺れないよ」  冗談抜きで素晴らしいと感じました。

 8:妄想隊員A  歌詞いいですね。「君のためなら死ねると言った 僕は何だかダメだよ」 自分ダメだな~って良く思うんで歌詞が沁みてきます。全体的にどマイナーな曲調ですが、それもうまくマッチしています。


 以上前半8曲の感想でした。はっともっと個人の独断と偏見に基づいた感想なのでそこはご了承ください。興味を持った方は是非ご一聴あれ。次回は残り9曲の感想と総まとめを行います。


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