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フリープラグインでマスタリング! 全行程見せます!!

 一昨日投稿した「風が吹くとIKEAが儲かる」は、今までで一番コメントがもらえており、嬉しく思っています。同時に、思ったほど再生数が伸びないのはギャグセンスが不足しているからなのでは・・・、と心をえぐられる思いです。

 さて、昨今の音楽シーンにおける音圧(ここでは聴感上の音量といった意味合いで音圧という言葉を使います)競争は落ち着きを見せ始めていますが、我々アマチュアが動画共有サイトに音楽をアップする場合、他の曲より音圧が低いと、それだけで評価が低くなってしまうこともあります。
 私もマスタリング用のプラグインにお金をかけることは出来ず、上がらない音圧、伸びない動画、上達しないギターに頭を悩ませていました。・・・今も悩んでいますが、様々なプラグインを駆使して、何とか聴くに堪えるレベルにまでもっていくことが出来たと思っています。

 そこで今回は、皆さんに私の今回の曲におけるマスタリングの全工程をお見せします! 腕の良い方には参考にならないと思いますが、「どうすりゃ音圧上がるんだろ・・・。」「金掛けないとダメかな・・・。」と思っている方のお役に立てれば、DTMerの端くれとして嬉しい限りです!

 免責: 各プラグインのダウンロードは各自の自己責任でお願いします。現在も同じプラグインをダウンロードできるかは分かりません。また、皆さんの環境に悪影響をきたす可能性も否定できませんし、それについて私が保証することもできないので、そこはご理解下さい。プラグインの導入方法についても解説は致しません。

 

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 これは「風が吹くとIKEAが儲かる」のプロジェクト全体です。私の制作環境はWindows8.1のノートPC、Cubase Artist 7となっています。トラック製作やミキシングの解説はまたの機会にしましょう。

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 そしてこちらが、マスタリングを兼ねているStereo Outトラックです。5つのプラグインを用いました。最後のUV22HRだけはCubase付属のものですが、これはディザリングという工程を行うものなので、無くても品質に大差はありません。それ以外はフリーで入手可能なものばかりです。
 各プラグインのパラメーターを解説していきます。

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 最初のプラグインは「Moto Q」。イコライザーです。時々寄付のお願いが表示されますが、基本的に無料で使える優秀なものです。スペクトルも表示されるので視覚的に分かりやすいですね。この曲はコード楽器がエレキギターのみで高域が足りていなかったので高めの周波数を持ち上げています。

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 続いては「TDR Feedback Compressor II」。コンプレッサーです。通常のコンプは瞬間的な音量に対して反応しますが、これは平均的な音量(RMS)も見ていて両方のパラメーターをブレンドして圧縮を行えるようです。・・・正直あまり理解できてないです。マスタリングでコンプレッサーを用いると音のアタック感が変わるほか、この後かけるマキシマイザーの効果を高める効果もあります。各パラメータはプリセットの「Mastering: Loud」をベースに「MAKEUP」を少しいじったくらいです。プリセットがついてくると手軽で、勉強にもなるので良いですね。

       

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 3つ目と4つ目は「LoudMax」。マキシマイザーです。マスタリングで一番重要といっても過言ではないマキシマイザーは、「絶対にはみ出さないリミッター」のようなものです。スレッショルドで設定したレベルより大きな音を確実に潰し、その分を増幅することにより音圧が上がります。文字だけ書くと簡単そうですが、この過程は元のサウンドを壊してしまうことを意味します。そのため、いかに原音に忠実なまま音圧を上げられるか、各メーカーがしのぎを削っているのです。
 フリーのマキシマイザーはいくつか試しましたが、私はこのLoudMaxが一番音を潰していないように感じます。私の必須プラグインの1つです。
 同じプラグインを2つ用いているのは、マキシマイザーは1回で大きく音を潰すより、数回に分けた方が良いとどこかで小耳にはさんだからです。実際そう思います。右のメーターは潰した音量を示しているので、1回目と2回目で大体3~4dbずつ潰すようにしています。細かい数値は書き出して確認しながら調整していきます。また、クリッピング(音割れ)を防ぐために最後のアウトプットは-0.2dbに調整しています。


まとめ

 ここまで読んで下さりお疲れ様です。私もいろいろなところから情報をかじってやっている段階ですが、参考になればうれしいです。「ここよく分からないなあ」とか「もっとこうすれば良くなるよ」といったことがあればコメントをください。ミックス、マスタリングともそれでご飯を食べる肩がいるほど奥の深い世界ですので、まだまだ改善の余地はあるはずです。我々底辺のレベルを上げることで、音楽の世界全体を盛り上げていきたいものです。

 それでは。

 

フリープラグイン紹介その2:RoughRider

          

 フリープラグイン紹介、第二弾はAudio Damage さんの「RoughRider」です。こちらはVSTとAUに対応している(ともに64bit対応)コンプレッサーになっています。

 

インストール方法

Audio Damageさんのサイトにアクセスし、左上のメニュー中にある「free downloads」をクリック。

・現時点ではフリーのものはこれだけなので迷わず「Rough Rider」を選択。

・あとは自分のOSに合わせたダウンロードリンクをクリックしてダウンロードするだけ。ZIPファイルを展開するとプラグインがあるので、それを任意のフォルダーに移動すれば、使えるようになります。

 使用感とサンプル

        Roughrider

 見た目からして出来そうな気配がします。やはり見た目の良いプラグインは性能も良いことが多いです。パラメーターは、左から、圧縮率を決めるRetio、コンプのかかり始めと終わりの速さを変えるAttack、Release、かかり具合を決めるSensitivity、出力を上げるMakeupとなっています。真ん中のメーターは見た感じではコンプがかかると振れます。
 このコンプレッサーは、どちらかというと「音作り」のコンプだという印象です。かけ具合は多様ですが、強くかけると良い意味で音が潰れ、コンプかけてます感が出てきます。特にドラムと相性が良いと思います。キックやスネアにかけてもいいですし、全体にかけても荒々しさが出てきます。

 実際の音源を上げて見ます。まずは元データから。

 ドラム音源はBFD ECO、デフォルトの音です。十分きれいですが、今一つ迫力が無いですね。あと音量も小さめです。これにRoughRiderをかけると・・・。

 音にパンチが出てきましたね。いい感じです。もっと強くかけると・・・。

 これはさすがにやりすぎた感がありますね。擬音語を使うならパッツンパッツンという感じでしょうか。ここまで強くコンプをかけることはあまりないでしょうが、ここまでできるということです。今回上げたほかにも、設定次第でさまざまに変化させることが可能です。プリセットも6種類くらいあり、初めての方もパラメーターによる音の変化が分かりやすいのではないでしょうか。

 まとめ!

 このプラグインもそこそこ有名だと聞いています。私もドラムにちょくちょく使っています。コンプレッサーは主にあまり原音を変化させずにダイナミクスを整えるものと、積極的に音を変化させていくものに分かれます。先ほども言いましたがRoughRiderは恐らく後者ですね。コンプレッサーは使い方は難しく(私も試行錯誤中です・・・。)、種類もいろいろとありますが、いろいろ持っていると音作りの幅も広がると思います。まだダウンロードしていない方は是非導入してはいかがでしょうか。


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