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2015年3月の記事

フリープラグインでマスタリング! 全行程見せます!!

 一昨日投稿した「風が吹くとIKEAが儲かる」は、今までで一番コメントがもらえており、嬉しく思っています。同時に、思ったほど再生数が伸びないのはギャグセンスが不足しているからなのでは・・・、と心をえぐられる思いです。

 さて、昨今の音楽シーンにおける音圧(ここでは聴感上の音量といった意味合いで音圧という言葉を使います)競争は落ち着きを見せ始めていますが、我々アマチュアが動画共有サイトに音楽をアップする場合、他の曲より音圧が低いと、それだけで評価が低くなってしまうこともあります。
 私もマスタリング用のプラグインにお金をかけることは出来ず、上がらない音圧、伸びない動画、上達しないギターに頭を悩ませていました。・・・今も悩んでいますが、様々なプラグインを駆使して、何とか聴くに堪えるレベルにまでもっていくことが出来たと思っています。

 そこで今回は、皆さんに私の今回の曲におけるマスタリングの全工程をお見せします! 腕の良い方には参考にならないと思いますが、「どうすりゃ音圧上がるんだろ・・・。」「金掛けないとダメかな・・・。」と思っている方のお役に立てれば、DTMerの端くれとして嬉しい限りです!

 免責: 各プラグインのダウンロードは各自の自己責任でお願いします。現在も同じプラグインをダウンロードできるかは分かりません。また、皆さんの環境に悪影響をきたす可能性も否定できませんし、それについて私が保証することもできないので、そこはご理解下さい。プラグインの導入方法についても解説は致しません。

 

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 これは「風が吹くとIKEAが儲かる」のプロジェクト全体です。私の制作環境はWindows8.1のノートPC、Cubase Artist 7となっています。トラック製作やミキシングの解説はまたの機会にしましょう。

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 そしてこちらが、マスタリングを兼ねているStereo Outトラックです。5つのプラグインを用いました。最後のUV22HRだけはCubase付属のものですが、これはディザリングという工程を行うものなので、無くても品質に大差はありません。それ以外はフリーで入手可能なものばかりです。
 各プラグインのパラメーターを解説していきます。

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 最初のプラグインは「Moto Q」。イコライザーです。時々寄付のお願いが表示されますが、基本的に無料で使える優秀なものです。スペクトルも表示されるので視覚的に分かりやすいですね。この曲はコード楽器がエレキギターのみで高域が足りていなかったので高めの周波数を持ち上げています。

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 続いては「TDR Feedback Compressor II」。コンプレッサーです。通常のコンプは瞬間的な音量に対して反応しますが、これは平均的な音量(RMS)も見ていて両方のパラメーターをブレンドして圧縮を行えるようです。・・・正直あまり理解できてないです。マスタリングでコンプレッサーを用いると音のアタック感が変わるほか、この後かけるマキシマイザーの効果を高める効果もあります。各パラメータはプリセットの「Mastering: Loud」をベースに「MAKEUP」を少しいじったくらいです。プリセットがついてくると手軽で、勉強にもなるので良いですね。

       

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 3つ目と4つ目は「LoudMax」。マキシマイザーです。マスタリングで一番重要といっても過言ではないマキシマイザーは、「絶対にはみ出さないリミッター」のようなものです。スレッショルドで設定したレベルより大きな音を確実に潰し、その分を増幅することにより音圧が上がります。文字だけ書くと簡単そうですが、この過程は元のサウンドを壊してしまうことを意味します。そのため、いかに原音に忠実なまま音圧を上げられるか、各メーカーがしのぎを削っているのです。
 フリーのマキシマイザーはいくつか試しましたが、私はこのLoudMaxが一番音を潰していないように感じます。私の必須プラグインの1つです。
 同じプラグインを2つ用いているのは、マキシマイザーは1回で大きく音を潰すより、数回に分けた方が良いとどこかで小耳にはさんだからです。実際そう思います。右のメーターは潰した音量を示しているので、1回目と2回目で大体3~4dbずつ潰すようにしています。細かい数値は書き出して確認しながら調整していきます。また、クリッピング(音割れ)を防ぐために最後のアウトプットは-0.2dbに調整しています。


まとめ

 ここまで読んで下さりお疲れ様です。私もいろいろなところから情報をかじってやっている段階ですが、参考になればうれしいです。「ここよく分からないなあ」とか「もっとこうすれば良くなるよ」といったことがあればコメントをください。ミックス、マスタリングともそれでご飯を食べる肩がいるほど奥の深い世界ですので、まだまだ改善の余地はあるはずです。我々底辺のレベルを上げることで、音楽の世界全体を盛り上げていきたいものです。

 それでは。

 

「風が吹くとIKEAが儲かる」を投稿しました。

 お久しぶりです。この一か月はボツ曲をいくつかためていましたが、ようやく投稿にこぎつけました。まずはリンクを。ニコニコ動画Youtubeインスト版 です。


 それでは楽曲を解説します。この曲は曲先でした。別の曲のサビを考えていた時、リードギターのバッキング(右のギターです)を思いついたのですが、その曲には合わないと判断し、新たにAメロ、Bメロを用意することにしました。そうして曲とメロディーは完成したのですが、歌詞が全然思い浮かびません。ネタ帳を読み返しますがどうもしっくりこない。

 そんな時に頭に浮かんだのが「風が吹くと桶屋が儲かる」ならぬ「風が吹くとIKEAが儲かる」でした。Googleで検索しても同名の楽曲はなさそうだったので、ここから着想を広げ(?)、歌詞もめでたく完成。レコーディングとVOCALOIDの編集をして、今の形になりました。

 そんな訳なので歌詞は自分で見てもいまいち意味が分かりません。一応、現状に甘んじず向上心を持ちたいなあといった内容にしたつもりですが、解釈は聴き手にお任せします。

 この曲では今までよりも積極的なサウンドのアプローチをしています。Bメロではトレモロとフェイザーで音色を加工し、逆再生も取り入れました。サビ前にインパクトを持たせることが出来たと思います。演奏はギターとベースですが、過去最高のテンポであり大変でした。特にギターソロがお粗末な出来になっています・・・。もっと上達したいものです。押弦とピッキングのタイミングを合わせることが目下の課題ですかね。


 長文になりましたがお読みくださりありがとうございます。今回の曲のミックスは音圧と周波数スペクトルの観点で見ると大体2000年のCDのレベルです。動画共有サイトでちゃんと聴いてもらうためには、ミキシングもさらに上達する必要がありそうです。楽曲そのものも含め、さらに良い曲を作れるようにしますので、今後もご期待ください。


 それではまた。

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